2012年6月28日木曜日

子不幸親不孝

子不幸という言葉は、多分無い。
けれど存在する。
親の所為で子が不幸になる状態という意味で作ってみた。

こんなことがあった。
会社で頂き物の夕張メロンを何個か貰った。先日一個頂き、また一つを頂くことにした。
同僚が新人にメロンを切って持ってきてくれと頼んでいる。
しかし、この「ゆとり」頑なに断る。
同僚は「いつもアタシが切ったりしてるでしょーたまにはしてよぅ」
そのとおりだった。
それでもイヤダというので、ワシはついつい
「新人ってもんは頼まれたことは『ハイ!』といってやるもんだよ。先輩の頼みだろーが」
難しい事頼んでるわけじゃないのに・・・・

ワシのことを大変恐れている「ゆとり」はしぶしぶ立ち上がり、台所へ行った。
「どうやって切るのかわからないですぅ~~教えてください~~~!!」
その場い居た誰もが冗談だと思った。
家庭科で包丁くらい使ってるでしょ・・・・・
メロンを切ってこいと頼んだ同僚も「まさか指切ったりしないよね?」なんて言ってたその瞬間

「ゆとり」は指を切った。
本当に判らなかったみたい・・・・・
その場は凍り付いた。
頼んだ同僚は「親に訴えられる!!」と騒いでいる。

男性社員は
「スイカやメロンの切り方なんて教えて貰ったことないけど、出来るよ・・ね・・・」呟く。
スイカやメロンは家族全員の目の前で切って食べた。
自分が切りたいとダダをこねて初めて切り、歪んでしまったり、力不足で割れなかったり、
初めてうまく切れた時の事が思い出される。

聞けば母親は料理洗濯掃除など全部やってしまい自分がやることが無く、
やるときが来たらできるようになる、と何も教えてくれなかったという。

ま、その場を逃れる言い訳。自分でやろうと思えば出来ることなのだから。

男性職員は「お嬢様、明日から自分で弁当つくってみては?」と言った。
これはつねづね言っていることではあったが、
母親が今はやらなくていいとおっしゃっているのだ。
我々がクチを挟むことではない。

けれど必要になる場面は急にやってくるものだ。
花嫁修業だなんて流暢な時間なんてあるわけがない。
父親、母親が倒れたり、身内に介護が必要になったりしたら・・・・・
使い物にならない人間を自ら育てている。
後悔するのは母親、あなただよ。親不孝者と呼ばないであげてね。



料理教室って包丁の使い方から教えてくれるのかね?

つねづねこの「ゆとり」
一人で買い物に行くのがはずかしい、制服で街を歩くのがはずかしいなどと言う
自意識過剰なバカだが、将来もっと恥ずかしい事態になる事をわかっていない。








0 件のコメント:

コメントを投稿